東京の空き家、老朽家屋問題が深刻化するのはこれから①核家族化

 

 

皆様、こんにちは。不動産問題に取り組む【海風よろず相談所】です。

最近メディアでも「空家」の問題が取り上げられており、平成27年に「空き家対策特別措置法」が制定され、行政もこの問題に取り組み始めたところです。

空き家問題は田舎だけの問題と思われがちですが、東京23区等の都心の方が深刻な問題になると思われます。空き家対策特別措置法が施行された後、初めて行政によりより壊しが行われたのも、神奈川県横須賀市の空き家でした。

なぜ、空き家が増えているのでしょうか。

空き家の大きな原因は人口減少ですが、長寿命化による介護施設の利用増加、核家族化、現代に合わない制度など、さまざまな原因が絡み合っているのがこの問題です。人口は減少していても核家族化による世帯数はまだ増加しており、問題が深刻になるのはこれからです。

例えば、あなたの親が持ち家やマンションを持ち、離れて住んでいるなら、いずれ相続する日が訪れます。親が住んでいた家をどのように管理するかは他人事ではないのです。

子供が一緒に住み、長男が家を相続して守っていくのが当然であった昔の家精度の時代は終わり、現在は核家族化が進んでいるのは周知されております。

今後、親世代だけで住んでいる家をどうするかという問題は深刻化すると思います。当相談所では、家族のあり方が変わったことによる不動産の問題について確認してここで連載して情報発信していきたいと思っています。